食事の評価内容
食事が適切に用意された状態で…
①適切な食器・道具を使って、
②食べ物を口に運ぶ動作から、
③咀嚼し嚥下するまで
上記①〜③までを評価する。配膳・下膳は評価の対象に含まれない。
食事の採点ポイント
・FIMの中で準備が対象外なのは食事だけ
・4〜1点を評価する際には…
❶食器・道具の使用(かき集める)
❷口に運ぶ
❸嚥下
上記3つの過程をそれぞれ”33%”とし、3項目中幾つの項目が自分でできているかを評価
採点基準
◎7点(完全自立)
・全ての食事形態の食べ物を”お皿から口まで運び”、”咀嚼して”、”嚥下できる”。
◎6点(修正自立)
・食事に時間がかかる
・自助食器や自助具を使用している
・部分的に非経管栄養に頼るが、自分で準備、片付けができる
・刻み食や嚥下食など食事形態で安全面の工夫をしている
◎5点(監視・準備)
・配膳後に肉を切る、蓋を開けるなど準備が必要
・食べこぼしや誤嚥しないように監視が必要
・万能カフなど自助具を装着してもらう必要がある
◎4点(最小介助)
・食事動作の”75%以上”を自分で行う
・口の中に食べ物が詰まっていないか、手で軽く触れる程度の介助を行う
◎3点(中等度介助)
・食事動作の”50%〜75%未満”を自分で行う
・自助具をつけ、スプーンに食べ物を乗せると自分で食べれる
◎2点(最大介助)
・食事動作の”25%〜50%未満”を自分で行う
・食べ物をスプーンで口元まで運ぶまで介助が必要だが、嚥下は自分でできる。
◎1点(全介助)
・食事動作の”25%未満”しか行えない
採点例
1.スプーンで自立しているが、箸は使用していない
・7点
・FIMは国際基準のため箸を使用していなくてもスプーンが使用できれば減点されない
2.配膳前に食べ物を刻んでもらっている。後は誰もいなくても自分で食べられる
・6点
・配膳前の工夫のため”準備”には該当しない。飲み込みがしやすいように安全面の工夫がされている
3.自助具を使用して自立している。エプロンを自分でかけて使っている。
・6点
・自助具の使用や、エプロンの使用は修正自立にあたる
4.肉を切る・蓋をあける・エプロンをかけるが、食事は自立している。
・5点
・食事のための準備と自助具(エプロン)の装着をしてもらっている
5.自助具をつけてもらい、食べ物をスプーンに乗せてもらうと、あとは自分で口に運び、嚥下する
・3点
・口に運ぶ・飲み込むの2つを行っているため、66%=3点
6.咀嚼や嚥下はできるが、全くご飯を食べず、経管栄養である
・1点
・できる能力があっても普段している食事が経管栄養であれば全介助となる